美容院で生える、笑えない失敗

裁判沙汰になることも

髪型をおかしくされたら生きていけない、などという言葉を聞いて大げさだなぁと感じる人もいるかもしれない。ですがこのご時世、髪型1つで印象も大きく違ってきてしまい、最悪仕事にも支障をきたすこともあるなど実はリスクが大きかったりする。女性はもちろん、男性にしても少し切るはずが切られすぎて坊主にされてしまった、なんて事になったら大変だ。僧侶であれば常に剃髪しているのでいいとしても、もしも営業などの外回りを担当している人が坊主頭になっていたら、目のやり場に困ってしまう。

極端すぎるかも知れないが、美容室での失敗が招く影響力は底知れない。それこそもうすぐ結婚式を迎えるから晴れ舞台に備えて髪を整えたいという女性が、心機一転を計ってお洒落をしようとしたら失敗し、直前になって髪型を大幅にリメイクしなければならなくなった、なんて事になれば精神的なダメージは計り知れない。一生に一度かもしれない花嫁になれる舞台のために用意しようとしたのに、美容師の施術ミスによって台無しにされたとなっては恨む程度で済むはずもなかった。

このような事態になるとお馴染みみたいになっているが、訴訟問題へと発展してしまうケースもある。これは本当にあった話なのだが、とある女性が結婚を間近に控えて行った美容室の施術により、自慢の髪を台無しにされたケースがあった。

失敗がかさんでしまった

話は2013年に遡る、香川県でもうじき結婚式を控えた女性が式に向けて髪にパーマを当てようと美容室を訪れる。自慢の長髪にデジタルパーマを掛けてもらい、万全の状態で花嫁衣装に栄える髪型をつくろうとしたのだが、彼女の思惑とは裏腹にとんでもない事態へと発展してしまうのだった。パーマをあててもらってから数ヶ月が経った頃、毛先がもつれたようになって失敗しているのではないかと感じ始める。

直してもらおうとして再度美容室を訪れ、今度はストレートパーマをかけてもらった。この施術の際、美容室には結婚式が控えている旨を伝えていたので、美容室側としても失敗できないという責任が伴っていた事は間違いない。今度は失敗しない、そのはずだったが髪質の状態は更に悪化して縮れ毛が出るようになったという。この時には式までもう時間も残されていなかったため、再度ストレートパーマを当ててもらったが、その時には女性が自慢としていた髪はボロボロになってしまった。

最終的にタワシのような縮れ毛になってしまうという、これではまともに結婚式を挙げられなくなるほどひどく傷んでしまい、15cm以上を直前でバッサリ切る決断をする。その結果、予定していたお色直しを急遽変更しなければならなくなってしまい、一生に一度の舞台を台無しにされてしまったとして美容室側を訴えたという。

よくある話だという

人によってはそこまでするかと思う人もいるかもしれないが、この女性の場合結婚式という大事な行事が控えており、綺麗な状態で花嫁になろうとしていたところを施術による影響で髪を切り、計画していた式の予定を変更しなければならなくなるなど、決して小さくない被害を受けてしまったのは否めない。美容室側も責任は感じているらしく、和解したい意向を示すなどしているが届かないと見ていいだろう。

こうした女性の美容室による施術ミスで訴訟したいという相談事が持ち込まれるのは、別段珍しい話ではない。髪は女性の命などとも言われている風潮は今でも引き継がれており、世の女性達は自身の髪を大事にしている。それこそ上述の女性のように、結婚式やお見合いといった人生の局面ともいえる瞬間に立ち会う際には気合を入れて望みたいと思うのは当たり前だ。特に自分が主役となれば、思いっきり目立つ事を考えれば綺麗になろうという思考は間違いでもなく、否定も出来ない。

どうしてそうした

この行動に共感を覚える人もいる一方で、それに対して反論というより疑問を呈する人も出てきている。それが確かに、他にすることはなかったのかといいたくなるものだったので取り上げてみる。

『パーマで失敗した傷んだ髪に、どうして繰り返しパーマを当てた?』

正直、この意見については同調を覚えてしまう。デジタルパーマ、こちらは施術した後に髪を乾燥させるだけで元の状態に戻せるという少し強めのものとなっている。この後に行うストレートパーマも髪に対してのダメージが2回分なると、その負担は思っている以上に大きい。パーマで失敗した髪に、再度パーマで上乗せすれば縮れ毛がひどくなるのも道理と考えられる。もしかしたらこの時紙が傷んでいるなと思ったのであれば、美容室でトリートメントをしてもらいながら状態を整えるというのも手段としてありだったのではないか。

いくら形状が戻るからといって、それがひいては髪への負担が少ないというわけではない。使用している薬剤などによってダメージの大小はあっても、今の技術では髪へのダメージを無傷で済ませるというのはほぼ不可能に近い。自分自身で手入れをしているといっても、カバーできるのは程度がしているため本当に髪のことを考えたら投資に投資を惜しまないほうがいいと思うのだが、そうも行かなかったのかもしれない。

失敗談としては

ここではヘアカットではなく、パーマによる失敗が一番の焦点となっているが最終的には自慢の長髪を切って、結婚式に挑まなければならなくなった女性の怨恨が込められている。女性もそうだが、男性にしても自分の髪が無残な姿にされてしまったら黙ってなどいられるわけがない。特に大事な場面になればなるほど身ぎれいにしておきたいと思ってしかるべき態度だが、全部が全部の人が施術ミスによって仕上がった悲しい髪型を見ても、あまり積極的に声を高らかに上げて苦情を出すといったことをする人はいないという。