美容院で生える、笑えない失敗

どうしてもという場合

美容師が酷い、お店に対して不信感がある、といったリスクをどうしても拭い切れない場合は店を変えて施術をしてもらう方向にするしかない。筆者も一例としてその選択を取ることになってしまったが、あまり推奨された行動ではないことは頭に入れておいて欲しい。そもそも美容院を変えるといってもどういった基準で変えれば良いのか、という点が最大の問題となるはず。いわゆる有名店へいけば失敗はないと思うか、それとも地域密着型ともいえるような個人経営をしている店舗へ足を運ぶかでも変わってくる。

どの行動をするにしても間違いはないだろう、それこそ前者のような誰もがその名を知っている美容室へいけば間違いなんてあるわけ無いと過信している人もいるかもしれない。正直言ってそのように思うのはあまりに危険な判断だと感じてしまう。先程も話したが、筆者もそういった有名な系列店だから大丈夫だろうと思ったものの、訪れた店舗で散々髪についてなじられた挙句、変な髪形にされたのでその日を境に二度と近寄ることもなかった。ただその後に見つけた同系列店の店舗では少しばかり不安はあったものの、訪れてみたら相性の良い美容師さんがいたため3年ほど掛かり付けとなった。

こうした経験もしている人は多いはず、いくら名の知れた系列店の店舗だからといって美容師さんも選りすぐりだという保障は何処にもない。またこういうところほど、実は有名店という枷に付けて宜しくない風潮が渦巻いていることもある。それこそ失敗なんて当たり前、手直ししてもまともなものにならないなど目も当てられないような実態がそこにはあったりする。

有名店ほど

サロンとしての実力についてはそこまで言及する必要はない、それこそ勤めている人たちの中には優れた美容師さんが何人と無く在籍している事もありえるからだ。ですが有名店だからといってその中で活動している人すべてが上手ではないというのは先ほど話したが、ここからが一番正直信じられないのだが、そういう人たちの中には技術的に未熟な部分があるにも関わらず、自分は人気スタイリストとして有名だと勘違いしている人もいるという。こういう人に施術してもらったらどうなるかは、言うまでもないし当たりたくもない。

どうしてそのように思い込んでしまうのかというと、お店としての回転率を重視したやり方での運営に準拠しているためだという。美容室も経営していかなくてはならない、そのためにはそれに見合うだけの売上を記録しなければならない。単純に考えても、美容室1回の利用料金としてヘアカット+シャンプーとブロー付きという定番で大体5,000円前後としても、一日に1人辺り10人以上はこなして欲しいと思うのは店側の意向としてあるだろう。

必ず施術できるわけではないが、機会として恵まれれば一日に何度と無く担当することも可能だ。そうなると技量的に未熟な人ほどとにかく数をこなして慣れていくことも含めて、売上を伸ばしていかないとならない。その中には当然苦情ものや顧客本人が納得していない場合もあるが、人によっては満足してしまう人もいるはず。そうした人が出てくると次も指名したいと感じるきっかけになってしまうため、人によっては実力を見失ってしまうという。

実は苦情をいうのも大事?

こうして考えてみると、美容室で失敗した際には苦情をいうのは大事なことなのかもしれない。受け付けないところもあるかも知れないが、むしろオープンにしているところは技量が未熟でどこか駄目だったのかを自分で理解させる、という方針をとっているところもあるはず。また冷静になって考えると、手直しを依頼された場合に当日担当したスタッフのミスがあったのは明らかだ。それに対する企業としての責任のとり方なども加味していくと、技術を伸ばしていく上で手直しとは重宝されているのではないかとも考えられる。

上手くなれないのにも理由はあるという

未熟な美容師がいるなんておかしいじゃないか、そう思う人が出てくるかもしれない。ですが美容師という業界において技術を修得する機会に恵まれないほど過酷な労働環境だというのも、問題としてあげられているのです。一般的に美容師さんは10時間勤務をするのが当たり前で、しかもこれだけ働いても月給は生活保護レベルという。おまけにこの中には社会保険や雇用保険といったものにも未加入というから、そのブラックすぎる体質には何かと話題を呼んでいたりする。

これだけ時間働いても、自分自身のカット技術を磨くための時間はあまり取れないという。ひたすら仕事に仕事を重ねて現場レベルで学んいかなければならないらしいが、そうなってくると何処の美容室も信じられなくなってきてしまう。大変なのは分かるかもしれないが、やはり美容師としての質を上げるためにも技術修練とした休日を設けるなどして研修を開くというのも大事なことではないのだろうか。そうすれば苦情も減るのではないかと思うのだが、経営上そう簡単に行かないのかもしれない。