美容院で生える、笑えない失敗

モデルとしての対価

カットモデルは誰でもなれる機会はある、というのを理解してもらえたと思うので次に具体的な募集内容等に触れてみる。主に東京都内の話になってしまうため、その他の地方でカットモデルを募集しているかどうかは、正直なところ中々難しいところだ。東京となると美容室が数十メートル間隔で営業しているところが多い。そのため需要と供給のバランスが著しく偏りがちなのは否めない。顧客が来るところはそれなりに信頼のあるところなのかもしれないが、お客さんが来なければやはり技術を磨くことなど出来ない。そうなると美容師としても勉強することも出来ないため、カットモデルという少し便利な実際の営業にも近い形で色々と練習を行える。

モデルとしてどんな施術が行われるかは募集内容によって変わる、ヘアカットもあればカラーリング、その中には縮毛矯正も含まれているなど実は意外に凄かったりする。モデルというくらいだからそれなりに謝礼も出るだろうし、一石二鳥ではないかと思っている人がいたらその点は少し改めなくてはならない。何をいっているのかというと、カットモデルとは世間一般で言われるような通常のモデルとは違って、場合によってはボランティアという側面もあるからだ。要するに、タダ働きで自身の髪をいじられるという点を認識していなければならない、

お金が出ても

カットモデルというのは基本、美容師さんが練習出来るように用意されたモデルとなっていて、一般的なモデルとは違っていることを認識しよう。練習なのだから無料となっており、更には募集をかけていた美容室へ赴くにしても、交通費も自腹で支払わなければならない。少しくらい出してもいいではないかと思うかもしれないが、カットモデルとはそういうものなのだ。

とはいえ、中には金銭が発生するものもある。カットモデルとして施術をしたい内容によっても変わってくるが、どんなに高いものでもおよそ3,000円前後となっている。もっと高いのはないのか、なんて高望みをしている人もいるかもしれないが、それこそ普通にコンビニバイトをしている方が稼げるので、過度な期待を寄せないようにしよう。

例外として

しかし例外は存在する。例えばあるコンテスト大会へと参加する際、カットモデルを募集する場合にはその大会に見合った分だけの謝礼は支払われるという。詳しいところまでは明かされていないためはっきりしていないが、ピンからキリといったところだろう。

ですがここで少し考えてもらいたいのが、コンテストといった舞台でただの一般人のカットモデルがそのような公的な場で公表されるというのは中々の公開処刑っぷりだ。お金につられてやってみてもいいかもしれないと思うかもしれないが、自分の顔が残り続けるかもしれないというリスクを鑑みるとあまり釣り合っているとは思えない。

目立ちたがりな人ならありかもしれないが、慎ましやかな生活を望んでいるのであれば派手さ加減が露出しないよう気を配るようにしよう。それはお店のホームページや店先のポスターとして飾られるとなった場合でも同様、見られることに慣れていない人は要注意だ。

お金目的にやるわけではない

ボランティアと表現した理由について理解してもらえただろう。それなりに実入りを獲得できることもあるかも知れないが、期待できるようなものではない。それこそ一日で使いきってしまえるような瑣末な金額となっているため、お金云々の問題ではなく髪の施術を料金を支払わないで行えるという点を重視した方がいい。カットモデルであればほぼ無料で行ってもらえるが、パーマなどになると一部料金をモデル自身が負担しなければならないケースもあるため、その辺の細かいところは応募する前に確認しておかなくてはならないところだ。

ここまでは良いとしよう、見方によっては不要な料金を使用しないで美容院としてのサービスを受けられると思えばやりがいも出てくるかもしれない。ですが忘れてはいけないのが、あくまでボランティアであり、いうなれば慈善事業的な側面を持ったものだという点を把握しておかなければならない。たとえ何が起きても責めること無く、覚悟した上で参加したという気概を失念しないようにしてもらいたい。