美容院で生える、笑えない失敗

よくあることだと思われる

人間、生きていれば髪はいくらでも生えてくる。ですがただ生えているものをそのままにしてしまうのは、身だしなみにNGだとされているため必然と男女ともに長さを調節しなければならない。特に学生時代は男子達にとって苦難の連続だっただろう、中でも高校生ぐらいになれば髪型を意識してアレンジしたい年頃で、無駄に目立って注目を浴びたい時でもある。女性にしてもただ長ければいいというわけではない、学生時代はらしくが求められ、清潔感ある髪型にするようきつく言われている。正直言って何とも抽象的な言い回しだと常々思っていたが、それを問いただした時点で生徒指導室へと連行されてしまうため、誰も言えないだろう。学校に勤務している教師とはほとほと理不尽だったりするが、いわゆるそれも社会において見かけられるような場面となっている。

髪が伸びれば整える、もしくはバッサリと切ってさっぱりしよう、といったような思いで赴くは美容室、もしくは理容室だ。どちらに行くにしても自由なのだが、最近発表されたネットニュースによると男性が美容室へと通うのは違法だなどと報道されているが、お店を選ぶ権利は顧客の自由だと個人的に思っている。そもそも昔ながらの理容室へと行くのはいいが、誰も好き好んでハゲ散らかしたオッサンに髪を切られたくはないだろう。どうせなら同年代か少し上の同性ないし異性のヘアスタイリストに担当してもらいたいはず。理容室について否定するわけではない、ただ自分から望んで赴こうとは思えない点があるため肯定もする気はない。

ここまではいい、ここまではいいのだが逆にこの場所を始点とした時の先んじた展開が一番問題だったりする。それはスタイリストによるヘアカットの失敗という、出来るだけ遭遇したくない現実が待っているかもしれないという点だ。人間誰しも失敗はある、だがその失敗もしていい時と悪い時がある。悪い時の代表的な典型例として挙げてもいいのが、このヘアカットについてだ。今までヘアカットで失敗なんてしたことないと豪語できる人は、もしかしたらいないかもしれない。例え美容室だろうと理容室だろうとよくあると見ていい。

失敗などしたくない

髪を切る、というのは実はそれなりに覚悟と勇気がいるものだと思っている。信頼している美容師さんであれば問題無いだろうが、今まで訪れたことのない美容室を訪れたときなどは人知れず神経質になっている人もいるだろう。中には有名サロンを訪れてその実績や評判から過信している人もいるだろうが、この時経験豊富なベテランスタッフではなくまだ覚えたての新人となったら不安は一気に高まるはずだ。美容師の熟練度は詳細に把握するできるわけではないが、カットをしてもらっている手際などで慣れているかどうかを見るのは素人目でも確認できる。

個人的に、行ったこともない美容室へ訪れた際には無闇に髪を短く切るような注文をしないようにしている、いわゆる失敗しないための無難な頼み方だ。ヘアカットは失敗しても美容師自身は困らない、一番困るのは誰でもない自分だけだ。失敗しないからこそ細かくオーダーをする人もいるかも知れないが、それが本当に正しい判断なのかと言われると正直微妙なところ。美容師や理容師にとって、髪を切るのは仕事であると同時に、顧客からの依頼を完璧に仕上げるだけが仕事ではない。根底には自分が思い描くヘアカットを担当しているお客さんに一番似合うと思う髪型にしようと、カットしている本人の思い描いた髪型にしようとする人もいる。こういう人に遭遇したら、ほぼ間違いなく失敗という結末へ行き着いてしまう。

失敗しないための方法として

ではヘアカットで失敗しないためにはどうしたら良いのだろう。色々と調べてみると、参考までにこういったことを注文時にしておけば大きな失敗にはならないとも言われている。

1:オーダーは明確に
まず最初に失敗しないためには注文をしっかり伝えることだ。ヘアカットをするときに大事なのは美容師ないし理容師とのコミュニケーションが一番重要。明確に希望を伝えていなければ、漠然としたままで髪を切らなければならないため、失敗しやすくなってしまう。例外として、明確にこうしてくれと訴えているのに理解してもらえないときもある。
2:理想の髪型があるなら
なりたい髪型が決まっているなら、それを伝えるのも手段だ。イメージしてもらえるように、昔からヘアスタイル雑誌などで掲載されているものを見せて、イメージを伝えると美容師、理容師としても想像しやすくなるため、誤差は生まれにくい。
3:トコトン相談する
時間に余裕があればの話だが、美容師さんや理容師さんへ相談するといい。髪を切りたいけどただ切るだけではもったいない、そう考えているときほど理想の髪型という形は中々手に入りにくい。どうしたものかと悩んでいるなら、専門家に相談してどうしたらいいのかを聞くと案外すんなりと決まるかもしれない。
4:自分の髪質を良く理解した上で
ヘアカットで失敗しないためにはオーダーもそうですが、一番理解していなくてはならないのは自分の髪質などがどのようになっているかという点を把握していなければならない。癖毛だったり、直毛だったり、髪の量が多かったり少なかったり、といったところまで自分の髪について詳しく知っていれば気になるところを意識しながら注文するように気をつける。

美容師さんと合わないことも

だがオーダーやイメージをしっかりと明確にしたとしても、ヘアカットの失敗は生まれてしまう。どうしてだろうと考えてみると、問題なのは切ってもらう美容師さんなどが合わないという面もある、そう考えたほうがいいと言われている。これは実際にあるはず、というのもそれなりに前の話になるが個人的に危うく何をされるか分かったものではない髪型にされるところだった。筆者がヘアカットをしてもらっているとき、近年ではもはや定番となっている1,000円カットへ足を運んだ際に襟足の髪を今の状態から半分に切ってくれとオーダーする。大抵の場合、こう言えば大体の人が反応してくれたのだが、その時担当した女性の美容師さんの顔色は突如として暗くなった。

襟足とは厳密に言えば『首筋の生え際にある髪』の事を指しているが、そんなところを一々切ってくれなどと注文をする人もいないだろう、生え際を切るなんて大それた冒険をする人はいないはず。なので要約として大半は襟足にある髪のことを指しているのだが、この後のやりとりが今思い出しても腸が煮えくり返るほど怒りが沸々とこみ上げてくる。

その言葉を最後にハサミを入れてこようとしたので、制止させて『もういいです』と注文を途中で切り上げて施術を中止してもらった。正直終わっていなかったが、これ以上いじってほしくないという気持ちが先行し、さっさと店を去った。後々違うところへ足を運ばなければならない二重の手間が発生し、その後苦情の電話を入れるなどして二度と行くかと誓う。相性の問題とはいうが、正直筆者の中では至上稀に見るありえない美容師像だったのは間違いない。

失敗したら

今でこそ失敗しないよう注文をしているが、まだまだ何も知らない時期だと美容室を尋ねれば自分の理想の髪型に完璧な形で仕上げてくれる、などと考えていたこともあるだろう。だがそうした理想が叶わないと一気に美容室への不信感が強くなってしまう。それこそ大事な行事が差し迫っているため、心機一転を計って髪型を整えようとしたら、取り返しなど当然効かない失敗談へと昇華してしまうなど、ろくな事にならない。

ヘアカットもそうだが、美容室で注文を少しでも間違えてしまったがために髪型がおかしくなってしまった、というケースは本当に多い。